今回は、私が実践している美術鑑賞のための勉強法についてお話しします。

1日1枚、凄く簡単にですが美術作品の模写を続けています。具体的な目的、やり方、実際の様子などをお伝えできたらなと思います。

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1日1模写について

美術の勉強法ってたくさんあると思うんですけど、私は『模写』を実践しています。去年の2月頃…今から10ヶ月くらい前ですね。そこから毎日欠かさず1枚、落書きレベルのイラストでお恥ずかしいんですがインスタグラムに投稿していってます。

これ結構Twitterとかでもこの10ヶ月よく「今日絵描いてないやべ~」とか「200日続けたやばすぎ」みたいなこと言ってたら、たまに「真似して描き始めました」とか「どうやって描いてるんですか?」とかリアクションをいくつかいただきまして。それで、今回はゆるめに私のルーティーンを紹介していこうかなと思いました。

ルーティン内容

まず最初は、今日は何の絵にしようかな~タイムです。こういう持ってる書籍をパラパラ見たりとか、昨日描いたやつの関連でとか、展示会やってるからこれでとか、映画や漫画で絵画が出て来てたらこれにしようかな~とか、そんな感じです。自分のインスタを開いて、最近古めの絵が多いな~現代美術にしようかなとか、黄色が続いてるから青や赤の絵にしようとかそうやって決める時もあります。一番はこの『西洋美術史入門』を見ながら、最近扱ってない時代とか読みつつ気になった画家をググっていきますね。

で、美術の勉強とは関係ないですが一応「描けそうな絵」「描いたら可愛くなりそうな絵」とかがあるので…それ基準で決めていって、迷って沼に入ると1時間くらい経ってたりします。この画家描きたいけど難しいからやっぱむり!みたいなのはよくありますね。ごちゃごちゃしてる風景画とか。アルチンボルドとかブリューゲル、ユトリロとかそれで何度も見送りました。やっぱり肖像画とかはメインの部分がはっきり「人物!」なので楽ですね。あとドレスの女性とか「イラスト映え」するので選びがちです。

下書き

で、百均で手に入れたメモ帳に、縦横の中心線だけ一応入れて、スマホで本物の画像を見本に見つつなんとなく描いていきます。これは下書きなんで結構適当で。

適当でも絵を描く気持ちで描き始めると似ない…というか形が崩れるので、見本の中でど真ん中に書いてあるあたりを最初に描き、次に四辺の辺りを描き、1/3あたりにはこれが…みたいな感じで絵の要素を位置に当てはめていくように描いていきます。絵を描くというよりは位置を確かめてるだけみたいな…(文章にすると難しい…)。あとは線の角度とかを見てますね。顔は少しのずれでニュアンスが変わるので、下書き時点ではほぼ描き込みません。

絵画では例えば服のヒダと背景のカーテンのヒダが、サイズ違いの相似形になってたりします。意外な場所と場所で形を合わせて、絵に一体感を持たせる手法です。これって絵をじっくり見て間違い探しみたいに見ないと見つけられないところだったりするんですが、こうやって模写していると簡単にわかったりして結構面白いです。

本線を描く

私はcamスキャナーというスマホアプリを起動し、メモ帳を写真に撮ってスマホ内にスキャンします。結構綺麗に撮れますよ~おススメ!そしてアイビスペイントという絵を描くアプリを立ち上げて、そこに取り込みます。

下書きレイヤーの上に新しいレイヤーを追加し、そこで下書きをなぞるように本線を描いていきます。私の画風は輪郭線を黒で太めにクッキリ描き、間は空けずできる限り繋げて描くような画風にしています。あと下書きに沿うと言ってもあくまでガイド的にで、きちんとなぞらずガガガガッと無視して1発描きしていきます。

この線を最後に透明にしたり、青や赤など違う色で描いたり、凄く細いペンで描いたりすると雰囲気がガラッと変わります。描き終わったらもう下書きレイヤーは消してしまいます。

色を塗る

本線の下にレイヤーを追加して、色を塗っていきます。私の画風では、統一感を出すためになるべく色の数を増やしすぎず、似た色だったら全部同じ色で統一したりして配色を決めてます。あと肌色は白で統一してたり(有色人種じゃない場合)、真っ黒では塗らないようにしたり、自分ルールがたくさんあります。これを決めておくと複数枚イラストを描いても似たテイストになって統一感が出せるんじゃないかなと思います。

見本の絵画が明暗をクッキリ分けてるんだなとか、まあ色もここを統一してるのかな~とか黒に見えても緑混ぜてるな~とかいろいろ考え込めます。鑑賞が深くなるので模写する価値があるのかなと思う瞬間です。

なんとなく絵が物足りないなーと思ったら影を足したり、明るい部分を光らせたりなんかして描き込みを足していきます。本線がゴチャゴチャしてる場合はのぺっとした平面的な塗りだけします。この辺は1日1枚が続けていけるように、なるべく労力を少なく(?)あまり考え込まずに「このへんでいっかな~」という塩梅で止めるようにしています。クオリティを求めると沼なので…

あと私の場合はインスタの表示画面を見て、最近明るい色味の絵ばっかり描いてるから少し暗めの配色にしようとか、背景スカスカな絵が続いてるからベタ塗りの背景足そうかなとか、本物に似せるよりもインスタでの見栄え?を見てたりします。

シェア

色塗りまで終わって完成した絵は、インスタグラム・ツイッター・そしてこのブログへシェアしてます。基本情報をこの時に描き込むので、サイズが小さいんだなとか水彩なんだーとか、15世紀にこのクオリティ!?とか、このあたりも勉強になるなあと思います。

で、ウィキペディアに描いてある基本情報はウィキペディアを見てもらうとして、私は自分の感想みたいなことを1行レベルの短文で書くようにしてます。情報描き始めるとキリないので、載せたいことはたくさんあるんですが毎日続けていくためにライトな情報だけ、でも私らしさが出るような…というところを意識してます。

以上でルーティーン解説は終わりです!

きっかけ

なんでやり始めたかって言うと、この『絵を見る技術』という本を読んでですね。本当に面白くて、内容全部が好きになっちゃったんですよ。で、本の大まかな趣旨とはあまり関係のないくだりで「模写が一番ですけどね~」みたいな文章が書いてあって…模写が一番ならじゃあ模写してみようかな、と思い立ちました。

目的

目的は、もちろん美術の勉強です。鑑賞のための知識を貯めるためで、絵が上手くなりたいという意味ではないです。で、全部を毎日こなすとかなり勉強になります。単純な知識量だけじゃなく、考察するきっかけになったり絵を見る目ができたりとかあるんじゃないかなーと思います。

あと描いた絵は絶対忘れません!展覧会で本物を見ても流し見してて全然覚えてないとかあるじゃないですか。そういうことは全くないです。ささっと描いただけでも自分の子供なので、実際に手を動かしてモノにするという行為はすごく勉強になるなと思いました。

もともと絵とか全然描いてなかったタイプですし表現方法は正直なんでもいいんですが、まあインスタにアップして人に見せるクオリティには気を付けてすることで身も引き締まるんじゃないかなとかそういったくらいの感じでやってます。

ちなみにストックは全くなくて、酔っ払った時とか朝5時くらいにあげてたりします…。結構地獄なんですが、絵のクオリティを上げることが目的なわけではないので、「毎日少しずつ美術のこと考える」って時間が大事なのかなと思うんですよね。日曜にまとめて描いて、あとはアップするってスタイルよりもトータルの勉強時間は取れてると思います。わざと効率化しないというか。そうしないと習慣化されないですしね。

ということで、私の、美術鑑賞のための勉強法をご紹介しました!参考にしていただけると嬉しいです!終わります!!

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