2020年2月5日、山種美術館、『上村松園と美人画の世界』

美術館巡りレポ『上村松園と美人画の世界』

心に残った美メモ

『牡丹雪』に描かれたメインの女性の視線をつつつ…と追った瞬間、雪の中を同じように歩く自分にトリップして鳥肌立ちました。写実的ってわけじゃないのにこんなリアルに感じられるなんて感動。ふしぎ体験。

戦利品

牡丹雪のクリアファイル

レポ日記

渋谷ストリームでランチの予定があり行きましたが、お相手は普通に仕事の日なので2時ごろ解散!せっかくだし、ずっと狙っていた山種美術館へ行くことに…!

なんとな~く立地が悪いんですよね~どの駅から歩いても15分くらいかかります。渋谷からは20分近くかかったんじゃないかな。

他に重たい予定があると行きたくなくなる距離だし、このためだけに出かけるには少し小規模なので、この日はちょうどよかったです。

画像1

いざ参戦!

中はわりとシニア世代で賑わっていました。平日昼間ですが、どの絵の前にも必ず1,2人はいるかなって感じの混み具合です。これくらいなら全然オッケー!

最初にまず大物『牡丹雪』。う、うつくしい~~~~!!!ほわわわんとした生え際のぼかしが白いお顔を際立たせていて本当に美しい。浮世絵なんかは今の時代に見ると「う、うん…当時はこれが美人だったってことか…?」ってのも多いですが、上村松園の描く女性は本当に美女です。

そして構図の妙。右に偏っていますが他が空白ではなく「雪」が実のところ主役級なのでバッチリバランス取れてます。

そして傘の△が2つ重なっているのに加え、女性2人の目線もまた傘と同じ斜線を描くという…傘の線も集中戦の役割をして真ん中の女性にビビビッと惹かれる要因になっている気がします。

白や灰色を基調にしているかと思いきや、女性の緑の着物に合わせて?背景も緑がかっているような…季節は雪なんですが、若草色から春の足音を感じさせるような…

そして『蛍』『新蛍』『砧』も美しすぎ!石原さとみ!?ガッキー!!?って感じの美しさです。急に俗っぽいけど。

上村松園以外の作品だと、池田輝方の『夕立』という屏風も良かったです。屏風っていいですよねー。あとからググって画像見ても、実物の折り目が伸びてる状態なので全然違って見えるんですよね。

『夕立』は全部で折り?が6枚(そう数えるのかわかりませんが)で結構横長です。1枚1枚歩きながら、場面転換していく様が浮かぶという…いや説明意味わかりませんね。でっかい絵巻漫画みたいで面白かったってことです。

あと、北沢映月の『想(樋口一葉)』も心惹かれましたね。ここまで美しい人たちを見すぎていたので、美女は美女でもほっこり親しみやすい系の絵を見て一息つけたというか。

1フロアのみで小規模美術館ながらも、見どころたくさんの展示でした。

ただ、もちろんこの日もベビー連れ。なのに周囲に全く授乳できるところがない!渋谷ストリームでしてこようと思ったんですが結構待ちそうだったのとベビーは寝ていたのでこのままいけるかなーと思ってしまいました…

で、序盤で子はバッチリ起きてしまい、なんとか2周くらいは無言でしたが途中からお腹が空いていることに気付いたのかアウアウ言い始め…即退散です。不完全燃焼です。うう~『蛍』をもっとじっくり見たかった!

今回は完全に私の作戦ミスでした。次回こそ!