2020年2月26日、世田谷美術館、企画展『村井正誠 あそびのアトリエ』

美術館巡りレポ『村井正誠 あそびのアトリエ』

心に残った美メモ

聖母子の3作がどれも良かったです!一番大きな『聖母と天使達』が1番かな~

戦利品

『人と風』のポストカード。世田谷美術館はほとんど企画展のグッズがないけど今回はポストカードがあって良かった…!

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こういう時ポストカード買いがちだから家の中でどこか飾れるところを作りたいな~

レポ日記

さて、近所の砧公園へ出かけました。o歳5ヶ月を迎えた娘をベビーカーに乗せ、今日は実母も一緒です。

実母は絵より建物やオブジェの方が好きだそうですが、年の功というかさすがにいろんな土地や国の観光で美術館やら博物館やら行っているのでなんだかんだ好きじゃん?と思ってました。

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結果、大成功!

企画展はもちろん、公園の感じも美術館の建物も中のオブジェも全部気に入って写真を撮りまくってました。
行く前は「絵画もよくわからんし抽象画なんてもっとわからんから嫌だ~」とか言っていたのが嘘のように満足してくれたようです。

何より、展示を全部見た後に私が「ちょっと戻ってもいい?」とだけ断って一番良かったと思った聖母子コーナーに戻ったんですが、ついた瞬間に隣で「これが一番いいわ~3つともいい!中でも聖母と天使達がいい!」と言われて、このたくさんの作品の中で気に入った作品が一緒だったことに感動しました。

お互い素人なので抽象画って全部同じに見えるやん~って感じなはずですが、それでもあえて選ぶならこれかな?と思う感受性が一緒って…この人の子だな私はと思った次第です。この人の作ったインテリアで育ったわけだからな~

で、展示ですが、私としてもめちゃくちゃ良かったです!

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企画展では村井正誠一本!最初から最後まで村井さんの作品が並びます。これが良かった!

有名人の企画展で行っても数点しか本人のものはないってことよくありますからね…いやそれもいいんですけど…やっぱりその人の作品を初期から晩年まで追えるのっていろんな変遷を感じて面白いし、世界観に没頭できるので好きです。

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これは母の受け売りですが、色合いや線から温かみを感じるのはやっぱり日本の作者だからかなあと。海外の抽象画は海外の日差しの中で育ったもので、日本で作られたものはやはり日本人にとって親しみやすいものになるんじゃないかと思いました。

そして事前知識として、抽象画の楽しみ方は「近付いて筆のタッチを見る」「買って家に飾るならどれか考える」の2点かなあと当たりをつけてから行きました。

抽象画って「幼稚園児でも描けるんじゃね~?」と思われがちですが、タッチを見ると本当に魂を込めて練りに練って書かれていることがわかります。一直線のただの線に見えても定規で引いたわけじゃなくて手書きなんですよね。で、微妙にボケてるところとか一色じゃないところとかあって面白い。これは印刷では伝わらない良さだなあと思いました。

更に、村井さんの作品の中にはタッチどころか絵具を粘土みたいにして盛り上がらせて表現している絵もいくつかあったので、美術館に足を運んで実物を見る意義があるというものです。感動しました。

そして、想像していたよりも結構デカい!!

抽象画ってなんででしょう、こう、A4くらいのイメージでどうしても考えちゃってたんですよね。要素が少ない=書き込まれてない=大きい必要がない、ってイメージなんでしょうか…なんとなく…それが覆されるくらいバーン!ドーン!!ってサイズの絵も多かったです。そこも本物からくる圧を感じられて、足を運んで良かったなあと思った部分です。私はもともと動物園でもゾウやキリンなど大きいものを見ると満足感が高くなる傾向にあるので…わかりやすい凄さというか…

で、一番良かった~と母とともに思った聖母子の3つの絵ですが、これを「良い」と思ったのは、抽象画初心者から見ても「聖母子というモチーフの絵があってそれを抽象化している」という過程が分かりやすいからかなあと思いました。

大半の絵が「人」という題名だったので、「どんな人をモチーフにしてるか、どんな表情か、どんな状況か」なんていうのは掴みにくいんですよね。いやただの四角と線じゃんみたいな。それが抽象画なんでしょうけどなんともまあわからない。

それが、「聖母子」というテーマを教えてもらっただけで「こんな感じの神々しいイメージの聖母と天使をデフォルメしたんだろう」という想像がしやすく、一番スッと入ってきたんじゃないかなあとか。

あと、聖母子って西洋画の中の大きなテーマですが、それを日本人が懐かしさを感じる村井さんのタッチで見ることでもっとスッと入ってきて、その感覚が見ていて気持ちいいのでは?

などなどと分析したりしてみました。とにかく良かったです~~~語彙力~~~

子連れレポに関しては語るところがないくらい終始寝ている我が娘でした。近所だから家だと思ってんのか?ってくらいのリラックス具合…ありがたい…

ちなみに世田谷美術館には授乳室もあるので安心です。チケット窓口より外にあるので、砧公園目当ての人も使えます。

あと、世田谷美術館は前に来た時もそうですが平日の昼間かなり空いてる!私たち以外にお客さんは1人のみでした。その方とも入った時間はずれているのでほぼ母との貸し切りに…

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私は空いてる~ラッキ~って感じでしたが、当然区画ごとに学芸員さんがいるので、母的には「シーンとしすぎてたし見られてる気がしちゃって緊張した」とのことでした。確かに。

そしてコロナの影響もありますね。今回行った時は開催されてましたが、次の日に国立博物館が臨時閉館を発表し、続々と国内の美術館が閉まっていってるみたいなので…

ここのところ週1ではどこかの美術館にお邪魔していたんですが、コロナが収まるまで大人しくしていようかな~と思います。